東京五輪の開幕が近づいているが、日本では新型コロナウイルスの感染者が出ている。ブラジルの五輪代表団のメンバーが宿泊する静岡県浜松市のホテルで、少なくとも従業員7人の感染が確認され、再び懸念を招いた。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は14日、五輪は「日本に何らリスクをもたらさない」と約束し、不安の解消を試みた。
浜松市は14日、ブラジルの五輪選手団のメンバーが宿泊する静岡県浜松市のホテルで、従業員7人の感染が確認されたと発表。しかしブラジルの五輪選手団のメンバー31人はホテルの隔離エリアに宿泊し、その他の宿泊客から隔離されており、現時点では感染が確認されていない。
浜松市の職員によると、事前の定期検診でこれらの従業員の感染が確認されたという。
東京の感染者数は14日、1月22日以降で最多の1149人にのぼった。「朝日新聞」によると、昨年末の第3波以降、東京で緊急事態宣言が解除されると直ちに感染が再拡大している。今回の再拡大は最も急激だが、これは主に人流を抑えられず、感染力の高いデルタ株が流行しているためだ。
バッハ氏は発言の中で、感染拡大中に五輪を開催する日本への謝意を表し、東京五輪は「歴史的だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月15日