8月14日は世界慰安婦記念日で、米テキサス州ダラスで記念活動が行われた。活動の一環として、韓国映画「ふるさとに帰る魂――終わっていない物語」がダラスホロコースト・人権博物館で上映された。本作は当時13−15歳だった韓国の被害少女の目から、第二次大戦中に慰安婦が日本軍から強姦・殴打・殺害された悲惨な経歴を語る。
教育に従事するトレイシー・フィッシャーさんは涙を流し映画を見終わった。フィッシャーさんは新華社の記者に、「このような映画を見るのは辛いが、辛くても見なければならない。米国の学生にとって、慰安婦の歴史を知ることは非常に重要だ。私たちはこの歴史が記憶されるようにしなければならない。生存者が正義を手にするよう全力で支援しなければならない」と述べた。
テキサス州キャロルトン市のスティーブ・バビック市長も記念活動に駆けつけた。市長は取材に応じた際に、「この歴史は東アジア諸国にとってだけではなく、米国やその他の世界各国にとっても重要だ。どの国においてであれ、すべての人が(慰安婦のことを)記憶するべきだ。忘れる、もしくは忘れることを選択すれば、同じ轍を踏むことになる」と述べた。
主催者の一人である朴申敏さんは、「第二次大戦が終わってから現在まで、日本政府は慰安婦問題について深い反省と謝罪を表明しておらず、さまざまな手段により粉飾・歪曲し、歴史の真相を消そうとしている。被害者は一生、正義を待っている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月16日