楊伯江氏:中日国交正常化は地域的・世界的な貢献

中国網日本語版  |  2022-09-26

楊伯江氏:中日国交正常化は地域的・世界的な貢献。中日関係は再び岐路に立たされている。両国は健全で安定的で強靭な中日関係の新時代を切り開くため努力するべきだ…

タグ:中日関係 台湾問題 新時代

発信時間:2022-09-26 11:24:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 9月29日には中日国交正常化50周年記念日だ。中日双方は50年に渡り、各分野の実務協力で多くの成果を手にしたが、複雑な国際情勢を受け両国関係は多くの壁と困難を迎えた。この重要な歴史の節目において、両国の政界要人と専門家・学者が多くの場で中日関係の50年に渡る発展の歩みと経験を振り返り、初心を温め未来を見据え、新時代の要求に合致する中日関係の構築に関する考えと展望について語った。

 

 中国社会科学院日本研究所の楊伯江所長:中日国交正常化は地域的・世界的な貢献

 

 歴史的に比較しながら見ると、国交正常化は中日両国及び両国人民に大きな福利をもたらし、地域的・世界的な重大な貢献を成し遂げた。まず、1874年に日本が台湾地区に侵攻してから100年に渡る、中日間の侵略と反侵略戦争の歴史の流れを覆し、戦後20年以上に渡る中日の対立と隔絶に終わりを告げ、両国間の半世紀に渡る平和を築いた。次に、中日両国ひいてはアジア全体の経済成長と社会の発展を促進した。それから、世界的に見ると中日の平和共存と互恵協力は「アジアの台頭」の重要な推進力を生んだ。これは東洋の文明復興を実現し、世界の多元的な発展を促進するための重要な貢献だ。

 

 中日国交正常化は、両国に共通する東洋の文化と伝統に基づく総合的な政治的解決であり、単なる法的解決ではない。そのため約束を守る重要性が際立っている。中日関係の政治の基礎、国の基本的な信義に関わる重大な原則的問題については、特に約束を守る必要がある。台湾問題の適切な処理は中日国交正常化の実現の前提と基礎であり、中日が今後歩み続けるための前提と基礎でもある。台湾問題において、「一つの中国」には「グレーゾーン」とあいまいな空間がなく、いかなる接頭辞・接尾辞・修飾子を加える余地もない。

 

 中日関係は再び岐路に立たされている。両国は健全で安定的で強靭な中日関係の新時代を切り開くため努力するべきだ。まず、得難い発展の成果を惜しみ、平和協力のボトムラインをしっかり守る。次に、現実的な利益のつながりを強化し、貿易・投資・産業・科学技術など経済分野の各方面の協力を促進する。それから、戦略的対話を開始し、相互認識を深め、戦略的相互信頼を構築する。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月26日

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