9月29日には中日国交正常化50周年記念日だ。中日双方は50年に渡り、各分野の実務協力で多くの成果を手にしたが、複雑な国際情勢を受け両国関係は多くの壁と困難を迎えた。この重要な歴史の節目において、両国の政界要人と専門家・学者が多くの場で中日関係の50年に渡る発展の歩みと経験を振り返り、初心を温め未来を見据え、新時代の要求に合致する中日関係の構築に関する考えと展望について語った。
兵庫県立大学理事長、元防衛大学校長・五百籏頭眞氏:中国が世界で責任あるリーダーシップを発揮し続けることに期待
日中両国の首脳は50年前に国交正常化という偉大なる決定を下した。二国間関係はその後急速に発展し、「日中平和友好条約」が締結された。中国はその後、改革開放の偉大なる方針を決定し、経済の30年以上に渡る高成長を実現した。中国の経済的な実力の急成長に伴い、中国の国際的な地位が徐々に上がった。特に2008年の金融危機勃発後、中国は4兆元の投資により世界を救い、中国の国際的な地位を高めた。私は中国が必ず一つの大国になることを信じており、中国が世界で責任あるリーダーシップを発揮し続けることを願っている。中日関係は現在、低迷期を迎えている。このような時期ほど、民間の対話と交流の強化により両国関係の改善を促すべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月26日