いつかまた中国旅行へ③――気軽に愉しむ上海・外灘

中国網日本語版  |  2022-10-11

いつかまた中国旅行へ③――気軽に愉しむ上海・外灘。

タグ:上海・外灘

発信時間:2022-10-11 16:51:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


文=清水友香 産業翻訳者


 私が初めて上海を訪れたのは、2010年上海国際博覧会の会期中(比較的記憶に新しい上海万博も、あれからもう12年!)。案内してくれたのは旧友の徐さん。すでに名門大学で教鞭を執っていましたが、そこは学生時代からのよしみです。蘇州の虎丘を案内してもらったうえ、上海で夕食をご馳走にもなりました。たしか、浦東エリアにある正大広場の中華料理店。徐さんの計らい通りか、夜景を眺めたその日から、すっかり外灘の景色の虜になりました。


 黄浦江を挟んで向かい合う、租界時代の西洋建築が建ち並ぶ外灘エリアと、東方明珠塔と高層ビル群が集まる浦東エリア。この両岸の景色をラグジュアリーに堪能するプランは無数にありそうですので、ここでは、一人でも気軽に愉しめる方法をご紹介したいと思います。



上海郵政博物館から浦東・外灘を望む(2019年3月)


 一つ目は、上海郵政博物館を見学してから東へぶらぶら、外白渡橋を渡り、外灘歴史記念館まで散策するコースです。観光エリアから外れた北側は人も少なく、のんびりと景色を堪能することができますよ。上海郵政博物館はあまり知られていないものの、郵政事業に関する展示は言うまでもなく、重厚な古典主義建築(1924年竣工)の中をじっくり見られるスポットです。



外灘歴史記念館から浦東を望む(2019年9月)


 二つ目は、公共交通機関としての「渡し船」に乗って黄浦河を渡るコース。地下鉄やバスと共通の交通カードを使って2元で対岸へ移動することができます。所要時間10分程度。浦西側(外灘側)から乗船する場合、観光エリアにある「金陵東路渡口」乗り場が便利ですが、人混みを避けてゆったり行くなら、少し南下して「復興東路渡口」を利用するのがお勧めです。



復興東路渡口  

  

 

 フェリーで浦東に渡り、浦西(外灘)を望む(2018年7月)


 また、2020年9月には「南京路歩行街」が延長され、地下鉄・人民広場駅から外灘まで歩行者天国を歩いて出られるようになりました。いつかまた上海を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみたいところです。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月11日


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