米ミネソタ州で質屋を営むEvan Kail氏は北京時間11月17日、世界のネット上で注目を集めた「第二次大戦のアルバム」を在シカゴ中国総領事館に寄贈した。Kail氏は「そこが行くべき場所」だと感じたという。
「犠牲者 300000」国家追悼式の現場の南西側にある「嘆きの壁」には、各国の文字でこの数字が刻まれている。この災いが中華民族の国恥であるだけでなく、人類文明の歴史における屈辱の記憶であることを世界の人々に告げている。
「共同の記憶のために――侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館海外収蔵品展」が12月13日に一般公開された。米国人牧師のジョン・マギーが撮影した南京大虐殺のフィルム、中国侵略日本軍兵士の堀越文夫が集め保存した日本軍中国侵略の写真、日本の研究者である松岡環氏が記録した中国侵略日本軍兵士の晩年の供述(録音・録画)などを展示する。
日本の友人・大東仁氏は今年11月、日本で新たに集めた51点(セット)の貴重な史料を南京市に贈った。うち中国侵略日本軍第9師団歩兵第36連隊第11中隊の「陣中日誌」、中国侵略日本軍栄1644部隊の関連写真などが特に貴重だ。大東氏が2005年より記念館に無償で寄贈している史料は4500点(セット)を超える。
記念館史料部主任の艾徳林氏は、「記念館収蔵の史料は19万2000点超で、その多くの部分が各国の友人及び海外華人が集め寄贈したものだ。その歴史の真相への弛まぬ追究の価値と意義は計り知れない」と述べた。
毎年12月13日になると、紫金草国際志願者の董戴維(中国語名)氏は微信のプロフィール画像を白黒に変え、南京大虐殺の犠牲者に追悼の意を示す。2008年の日本人志願者の黒田薫氏から、紫金草国際志願者はすでに米国、韓国、パキスタンなどの世界30数カ国・地域の300人以上を集めている。彼らは紫色のベストを着用し志願活動に参加し、自身の言語と特長により絶えずこの人類共同の記憶を確固たるものとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月13日