14日付「読売新聞」によると、ティム・クック氏がこのほど熊本県を訪問した。新型コロナウイルス流行後のクック氏の訪日は初。アップルはクック氏の訪日と同時に、同社が過去5年間で日本のサプライチェーンに1000億ドルを超える投資を行ったと発表した。情報によると、熊本県は日本の多くの半導体及びトップ技術企業の工場の所在地で、TSMCも工場を建設中だ。クック氏の今回の訪日、アップルによる日本における投資・業績状況の「唐突な」発表を受け、アップルが将来的にそのサプライチェーンにおける日本の地位を上げるのではと憶測する声も多い。
訪問が憶測を呼ぶ
メディアは13日、今回の訪問がいつまで続くかは不明だが、クック氏はさらに数カ所立ち寄る可能性が高いと伝えた。クック氏は9月下旬に休みと仕事を兼ね欧州を訪問し、英国とドイツを重点的に訪問し、多くの重役と現地のアップル旗艦店及び半導体実験室を訪問した。クック氏は欧州訪問中、アップルは半導体サプライチェーンを拡大し、欧州の工場から調達する可能性があると述べた。
クック氏の今回の訪日では、その発言と協力措置の有無が注目されている。ボストン大学ビジネス・クエストロム・スクールのV.Venkatraman教授は「環球時報」の取材で、「アップルは定期的にそのサプライヤーを訪問する。ソニーはこれまでもアップルの重要な提携先で、そのセンサーはアップルの撮影のパフォーマンスを支えている。今回の訪問は、アップルの現在及び今後の製品に対するソニー製センサーの重要性を高めたと見ることができる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年12月15日