日本の対アフリカ戦略、余地が狭まる理由は? ③米国との同一化で真の協力が不可能

中国網日本語版  |  2023-05-05

日本の対アフリカ戦略、余地が狭まる理由は? ③米国との同一化で真の協力が不可能。

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発信時間:2023-05-05 14:27:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 (三)アフリカ諸国はウクライナ危機をめぐる「立場表明」に強い拒否反応を示している。ロシアとウクライナの衝突の勃発後、米国と西側は飴と鞭を使い分けアフリカ諸国に大きな圧力をかけたが、効果は思わしくなかった。これはアフリカが欧州の安全の危機の製造者や当事者ではなく、流れ弾に当たっているだけだからだ。米国と西側はアフリカの発展の苦境にまったく関心を寄せないか、見せかけだけ関心を寄せてウクライナ危機をめぐる立場表明を迫る。世界で分裂と対立を引き起こすやり方により、多くの発展途上国はウクライナ危機の本質を見抜き、距離を置いている。日本は常に、多くの発展途上国と西側先進国の意思疎通の架け橋になることで、G7における発言権を高めようとしている。しかし日本がアフリカの立場と関心事を本当に理解し支援することができず、対アフリカ戦略が米国と同一化すれば、アフリカとの真の意思疎通と協力は不可能だ。(筆者・馬漢智 中国国際問題研究院発展途上国研究所研究員補佐)

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月5日


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