今年の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が11、12日、リトアニアの首都ビリニュスで開かれる。国際社会の注目の的はウクライナ問題だが、その「日本の要素」も無視できない。日本の岸田文雄首相は2年連続でNATO首脳会議に出席し、日本とNATOの歩み寄りの加速を再び裏付けた。双方が検討中の協力掘り下げの2大措置が実現されれば、日本とNATOの関係が「虚から実」へとさらに進み、「準同盟」に向けた発展を加速することを意味する。
日本とNATOは近年、ハイレベル交流を頻繁に行っている。双方の協力は日増しにメカニズム化、常態化に向かっている。日本は現在すでにNATOとの関係が最も緊密で、協力を最も掘り下げている北大西洋域外国になっている。日本は先月、唯一のNATO域外国として自衛隊の軍機を大規模空中演習「エアディフェンダー23」に初めて派遣した。これは日本のNATOを利用した海外進出、戦後の「軍事禁止区域」の突破の最新の動きだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月11日