(二)鉄道などのインフラは長期かつヘビーアセットのプロジェクトで、高リスクで収益化が遅い。高速鉄道の建設を請け負う日本の民間企業は経済的な利益を重視している。日本政府が力強く働きかけても、リスクコントロールが難しければ、投資の主力である企業も持続的に追従しようとしない。タイのバンコク・チェンマイ高速鉄道プロジェクトの着工が遅れているのもこれが原因だ。「日本経済新聞」の報道によると、日本はその総事業費が約4200億バーツにのぼると見積もっているが、共同出資を拒否し、同プロジェクトに円借款のみを提供する姿勢を崩していない。タイのプラユット元首相は、列車の最高時速を180−200キロに落とすことで予算を節約するよう提案した。タイ財務相も日本側によりローコストな投資案を求めたが、拒否された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月14日