北京のいくつかの大学は、雪害のため春節を実家で過ごせない学生に緊急援助金を支給している。「北京青年報」が伝えた。
清華大学は緊急援助金のホットラインを設置。低所得家庭の学生が新学期に大学に戻るための交通費を援助する。新学期には、被災地の学生による奨学金の申請も新たに受けつける。また、学内ネットワークを通じて「被災地に実家がある清華大生への手紙」を掲示、地元の除雪作業に積極的に参加するよう被災地出身の学生に呼びかけている。
北京郵電大学も学内ネットワークを通じて、鉄道の混雑を緩和するため、大学に留まって春節を過ごすよう被災地出身の学生に呼びかけている。大学に留まる学生には200元の生活補助と50元のテレホンカードを支給するほか、各種の娯楽イベントを用意。被災地の出身者を始め、大学に留まる学生が現実的な困難を克服できるよう支援する。大学に留まることにした学生は1日午前までに72人に達したという。
北京理工大学は旧暦12月29日に、大学に留まる学生に年越し料理を用意するほか、1人100元の「お年玉」も渡す予定だ。中国砿業大学は、低所得家庭の学生382人の冬の衣服購入費などの補助として計8万元を拠出したほか、80人余りに冬休みのアルバイトを用意した。
「人民網日本語版」2008年2月4日