29日、四川大地震により深刻な被害を受けた綿陽市安県の小学生5百人が綿陽駅で専用列車に乗り、就学のため雲南省昆明に向かった。本列車は30日午後にも昆明に到着する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
今回の措置は雲南省婦女聯合会、教育庁、民政庁の協力により実施された。28日、発起各機関と安県が児童の昆明での就学についての協定に署名、今回の地震でとりわけ被害の深刻だった安県茶坪、高川などの郷・鎮から、2年生から5年生までの児童が昆明に向かい就学する。
雲南省が派遣した業務チームが綿陽市に到着し搬送する児童らを迎えたほか、随行する医療看護人員10人も専用列車に乗り込んだ。
雲南省婦女聯合会の鄭露副主席によると、昆明市は中心部の4区、および安寧市の小学校計9校について受け入れ準備が整ったという。各小学校は児童転入に備え、転入後の学習、生活、安全など各方面の準備をすでに完了している。
「人民網日本語版」2008年5月30日