全国大学生ボランティア活動・西部計画プロジェクト弁公室は4日、中部・東部の19省・市および震災被害を受けた省・市で5日から15日まで、ボランティア1090人の追加募集を行うことを緊急発表した。これらのボランティアは四川省・甘粛省・重慶市の被災地に派遣され、1年間の震災復興ボランティアに従事する。「中国新聞網」が伝えた。
大学生ボランティア活動西部計画は、共産主義青年団中央委員会・教育部・財政部・人力資源労働保障部が共同で実施するもので、毎年1万人の大学新卒者を募集し、西部500カ所以上の貧困地区に派遣している。これらのボランティアは教育・医療・農業の支援など10分野のボランティア活動を1~2年かけて行う。今年の通常の募集活動はすでに終了していた。
西部計画プロジェクト弁公室は今回、突然の地震で被災地に生命・財産の巨大な損失が生じたことを受け、同プロジェクトのもともとの土台の上に、震災救助の特別プロジェクトを増設することを決定。北京・天津・河北・山西・遼寧・吉林・黒竜江・上海・江蘇・浙江・安徽・福建・江西・山東・河南・湖北・湖南・広東・海南・四川・重慶・甘粛の各地から募集されるボランティア1090人は、四川省・甘粛省・重慶市の被災地に派遣され、1年間の被災地復興ボランティアに携わることになる。
「人民網日本語版」2008年6月5日