ビン南派
厦門や泉州の焼肉ちまきやかん水ちまきは国内外で知られている。焼肉ちまきは作りが精巧で、もち米は上級米を選び、豚肉は肉と脂身が三層に分かれた塊を使い、まずは味を付けて煮込んで香りを高め、身を柔らかくし、椎茸や小エビ、蓮の実、肉を煮出したスープ、砂糖などを加えて調理する。食べる時にはおろしニンニクや辛子、唐辛子ソース、大根の漬物などで味付けする。香りとうまみが絶妙にマッチし、ジューシーだが油っこくない。ビン南話の「熱」は「焼」と同じ意味があり、「焼肉粽」とは、熱いうちに食べなければならないちまきということで、なるほど熱いうちに食べるとさらに香りが高い。