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中国の教育ママ、STEMに熱視線。
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5歳の呉天野ちゃん（音訳）は忙しくて休む時間もない。時間通りに通園するほか、芸術的な素養を高めるため絵画と音楽を習っている。父はこれだけでは足りないとばかりに、忙しいスケジュール表に、プログラミングなどの技能の学習を含むSTEM（科学・技術・工学・数学）を追加している。父の呉雲鶴さん（音訳）は「娘がプログラミングで生計を立てることは願わないが、人類がロボットと協力・交流する世界を迎えるため、今から準備を整えてもらいたい。プログラミングは人工知能（AI）時代の主要技能だ」と話した。26日付香港紙・南華早報が伝えた。
STEMは米国で生まれたが、中国がビッグデータからAIに至る科学技術分野で世界の主導的地位を占めようと取り組んでいることから、中国でも流行中だ。教育ママらは子供にコンピュータ科学を早めに教えようとしている。東呉証券は、中国のSTEM市場規模は現在の約96億元から、5年後には520億元に拡大すると予想している。業界関係者は、中国が今年7月に、小中学校の教育でAI関連の授業を実施し、学生にプログラミングの技術を身に着けさせることを目的とするAI発展ロードマップを発表すると、STEM市場が急成長すると信じている。6−16歳の子供にオンラインでプログラミングを教えている李天馳氏は「英語はグローバル化の時代に必要な基本技能であるが、プログラミングはAI時代の基本技能になる」と述べた。
中国のオンライン教育産業の規模は425億ドルにのぼるため、STEM市場の売上はまだ微々たるものだ。業界関係者によると、STEMはまだ中国の学校教育に正式に盛り込まれていないため、多くの保護者からは「食後のデザート」扱いされている。しかしSTEM教育が急成長するという見通しにより、多くの企業が同業界に進出している。同業界は今後、業界標準や優秀教師などの問題を迎えることになる。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2017年12月28日
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