2018年ワールドカップ 中国も参加

2018年ワールドカップ 中国も参加。

タグ:サッカーの祭典

発信時間:2018-07-14 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

1億元以上のスポンサー料 割に合うのか


 「サッカー界の皇帝」と呼ばれていたベッケンバウアー氏はかつて、「スタジアムを転がっているのはサッカーボールではなく、金だ」と述べたことがある。彼は、「世界的知名度と価値が最も高いサッカーの祭典であるW杯は各大手企業がマーケティングを競い合う主戦場で、その高額のスポンサー料は秘密のことではなくなっている」と話した。2014年ブラジル大会のトップスポンサー6社がFIFAに支払ったスポンサー料は総額7億3000万ドルで、1社あたり1億2000万ドル(7億6000万元)だった。二級スポンサーのスポンサー料は7000万ドル、三級スポンサーでも1000万ドル以上になる。


 9桁のスポンサー料が必要でも、中国企業はW杯への協賛に意欲的だった。2016年3月18日、万達集団は1億5000万ドルでFIFAと戦略協力協定に調印し、中国初のFIFAトップスポンサーになった。契約期間は15年に及び、今後4大会(2018、2022、2026、2030)、FIFAが開催するすべての大会の広告・マーケティング権を得た。海信、蒙牛、Vivoは二級スポンサーになった。二級スポンサーのうち中国企業は60%を占める。大会開始1カ月前、中国の指点芸境と帝牌の2社はアウディと同クラスの三級スポンサーになり、3社はそれぞれ2000万ドルのスポンサー料を支払う。


 統計によると、ブランド知名度を1%上げるには2000万ドルの広告費が必要になる。スポーツ大会への広告投入は知名度を10%上げることができ、スポーツ・マーケティングはブランドのグローバル化を後押しすると言える。海信の2016年の欧州大会への協賛はこの点を検証している。


 欧州大会の51試合に、海信は初めてアディダス、コカ・コーラ、マクドナルドなどの世界一流ブランドと共に登場し、8分おきに広告が映し出され、海信の知名度は開幕前の31%から37%に上昇した。うち、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの欧州5カ国でのブランド認知度は倍増し、海信の欧州市場でのテレビ販売台数は同年第2四半期に前年同期比56%増、前期比65%を実現した。その後もスポーツ・マーケティングによるブランド価値上昇と長期的影響は続いている。


 2017年4月、欧州大会で成功した海信は再び2018年ロシア大会の公式スポンサーになった。ロシア大会の開幕前、11カ所のサポーター広場に広告を投入。多くの人が注目するハイビジョンディスプレイの両側に今大会のスポンサーが集合し、海信のロゴは目立つ位置の「Cエリア」を独占した。

 

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