その他の野生動物のためになるほか、パンダ保護区は農作物の栽培や動物の放牧を行う地元住民にも一役買っている。地元住民はそこで大量の水と柴を得ることができる。
成都のパンダ研究基地の入場料は58元だが、この観光収入は全国パンダ保護計画の総収益の3分の1程度である。また、パンダのイメージは映画やブランドロゴ、電子ゲームにも使用され、パンダが世界的に文化的影響があることは明らかである。2010年のこの数値は約69億ドルで、年間収益率に貢献している。
中国科学院院士の魏輔文氏は、「パンダのイメージがミッキーマウスのように商標登録された場合、それらの商品を販売すれば中国のパンダ保護計画に資金援助することになる。この最新研究はパンダ保護がお金の無駄遣いと思っている人を説得できるだろう」と述べた。
李晟氏は、「パンダは可愛らしさで注目と財政資金を引き付けているが、この種に資金を投じることは他の野生動物への利益にもつながる。このような可愛らしさには誰も敵わない」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月7日