「マンツーマン商品は標準化できないもので、教師の宣伝効果も限定的だ。マンツーマンの教師の口コミ波及はクラスのそれより範囲が狭く、口コミ効果を作りづらい。教育産業のブランド力は教師の評価にかかっている。マンツーマンは、1人の新しい学生に対し、様々な販促で契約を促すことになる。うまくいかなければ、営業コストが客単価を上回ってしまう。そのとき企業は、教育の品質や利益の面で問題を抱えることになる」と趙氏は述べる。
香港上海銀行のアナリストの分析によると、オンライン・マンツーマン教育業界の白熱化によって、新規参入者が大量の資金を投入している。一方、業界の上位におらず、かつ大量の資金を持たない企業は、生存が困難になる。これらの企業は様々なコストがかさみ、顧客獲得のために金をばらまくことになる。この業界で生き残るためには、顧客獲得率を高めリピーターを増やす必要があるが、そのためには教育の品質を上げ、口コミ重視で様々なクラスを作るべきだ。それこそが、長期的持続につながる戦略であると分析する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月19日