生鮮食品のネット購入者が増加 質と配達速度を重視

生鮮食品のネット購入者が増加 質と配達速度を重視。

タグ:ネット購入者 生鮮食品

発信時間:2019-12-29 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


生鮮食品が新鮮でない?配達が遅い?

 

 携帯電話の「買い物かご」は消費者にとって便利なだけでなく、業者にも利益をもたらした。利用者が多い生鮮EC大手は生鮮業務に力を入れ、アプリの野菜・果物店も増えている。

 

 賑やかな携帯電話の「買い物かご」市場で、消費者は店を選ぶ際にどの点を最も重視するか。取材で、質と配達速度が最も重視されていることがわかった。

 

 北京市民の何利さんは野菜をよくネット購入し、複数の生鮮食品アプリを使用したことがある。彼女は、「携帯電話で鮮魚を注文したことがあるが、長期間冷凍した魚が届いた。注文して3時間近く経つのに食材が届かず、夕飯が遅くなったこともある。実店舗での購入と比べて、ネット購入の方が時間と手間を省けるとも限らない。自分で選べないため、質が良くないというリスクも負うことになる」と話す。

 

 EC消費紛争仲裁サイト(中国第三者ECクレームサイト)が受け取った消費者のケースを見ると、2019年上半期だけで生鮮サイトのユーザーからのクレームが約100件あり、主に商品の質、粗悪品を上等な品として提供、なかなか発送されない、物流の遅れ、注文後のキャンセルが困難、返金困難、なかなか返金されない、虚偽の宣伝、アフターサービスの悪さなどに集中している。

 

 曹磊氏は、「生鮮サイトの管理の弱点とクレーム問題の多くが盲目的な拡張によるもので、商品の質の管理が行き届かない、アフターサービスが追いつかないということにつながっている」と話す。

 

 中国物流学会特約研究員の解筱文氏は、生鮮食品の物流に存在する配達の遅れ、情報発信の滞り、新鮮でないなどの現実的問題は、生鮮物流が市場発展のニーズに追いつかず、いい加減な発展段階にあることを示すとの見解を示す。解筱文氏は、「従来のECの物流と比べて、生鮮物流は専門性が際立ち、サプライチェーン全体の生産、保管、輸送、販売などの環境に対する要求が高い。生鮮物流企業は従来の物流企業と比べて、小規模、分散、軟弱などの現実問題があり、規模化、集約化、専門化の発展が必要」だと述べた。



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