2月18日、武漢雷神山医院の使用が開始され、第1陣の新型コロナウイルス関連肺炎患者30人が入院した。その前の2月2日、武漢火神山医院が順調に交付され、翌日に患者の診察を開始した。感染症流行を前に、2軒の病院は感染症との闘いの新たな「トーチカ」を築いている。
雷神山医院の建築面積は7万9000平方メートル、ベッド数は1500台以上。火神山医院の建築面積は3万4000平方メートル、ベッド数は1000台。病室は空調とトイレを配備し、病院は5G基地局も架設した。これほど巨大なプロジェクトだが、着工から検査、交付まで10日しかかかっていない。
奇跡を作った「中国のスピード」は、中国の労働者の責任感と貢献によるものである。
いつでも出発可能
1月23日、武漢市はテーマ会議を開き、中建集団の中建三局を筆頭に、武漢建工、武漢市政、漢陽市政の3社が参与し、北京の「小湯山病院」のモデルを参考にして蔡甸区にベッド数1000台を収容できる病院を迅速に建設することを決めた。2日後、武漢市は調整会議を緊急で開き、半月以内に雷神山医院を建設することを決めた。
火神山医院と雷神山医院を建設するという情報を受け、春節連休中にも関わらず、中建三局の多くの従業員が「通知を待ち、いつでも出発できるようにしておく」と参加を志願した。
集合の合図がかかると、チームはすぐに武漢に向かった。
彼らの中には、もうすぐ父親になり妊娠中の妻に別れを告げて参加した人、深夜0時40分に通知を受けてわずか40分後に荷物を整理して武漢に向かった人などがいる。