2月11日晚、北京冬季オリンピックの男子スケルトンで、中国の閆文港選手が4分01秒77のタイムで銅メダルを獲得し、歴史的な飛躍を果たした。安康秦嶺四季スキー館の責任者の林晋炎氏は、「冬季オリンピックで、中国のスケルトンチームは歴史的な飛躍を遂げた。秦嶺の山奥のスキーヤーとして、私たちは誇りに感じている」と述べた。2019年から2020年、閆文港選手が所属するスケルトン国家代表チームとリュージュ、ボブスレー国家代表チームの20人以上の選手は秦嶺四季スキー館で8カ月間の訓練を行った。閆文港選手は林晋炎氏がサービスを担当した選手の1人だったという。
陝西省冬季運動管理センターは完成した秦嶺四季スキー館を視察した際、ここが北京冬季五輪の競技場の地理環境と非常に近く、国家代表チームの訓練に適していることに気がついた。その後、国家体育総局の関係部門の責任者の実地調査と複数の国家代表チームの体験式訓練を経て、リュージュ、スケルトン、ボブスレーのコースが陝西省に設置された。
林晋炎氏によると、スキー館はプロのトレーニングと一般客のスキーの機能を兼ね備える。営業開始時から、スキー館は学校との協力を積極的に推し進め、陝西省、北京市、山東省などの小中学生を対象に研究学習活動を何度も実施し、青少年が秦嶺の風景を楽しみ、地質・生物の知識を学び、スキーを体験できる場を提供してきた。
秦嶺の山奥で、陝西省の人たちは全民スキーという形で北京冬季五輪に敬意を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年2月20日