「第一回調和家庭ハイレベルフォーラム」が12日に開幕され、広州市の意識調査を行なう社情民意センターの研究員・梁幸枝さんが「広州市民の家庭、婚姻、愛情の価値観念の変遷に対する分析(1999-2007年)」の調査レポートを公開した。信息時報が伝えた。
調査をおこなった数年間のデータによると、広州市民にとって「愛情」の重要度はどんどん低くなっており、90年代初期には第4位、5位であったのが、近年には11位に下がっており、「金銭」「事業の成功」などを下回る結果となっている。
広州社情民意センターは、広州市越秀、茘湾、白雲、海珠、天河、黄埔の6区の市民に対し、1990年から毎年、ランダムに抽出した訪問調査を行っている。2003年以前の調査対象数は500人であったが、その後は1千人に増やしている。
このセンターは、18年間の広州市民の価値観(健康、家庭、婚姻、愛情、金銭、事業の発展、物質文化、社会責任の負担等の13項目)に対するアンケート調査結果をもとに、広州市民の家庭、婚姻、愛情の価値観の変遷の分析を行った。
梁幸枝さんは、「『金銭』、『事業の成功(個人の事業)』を参照にすると、2000年までは、『愛情』を重要とする比率が『金銭』『事業の成功』を上回っているのがよく分かります。1999年を例にとると、『愛情』は第5位で、第6位の『金銭』、第7位の『事業の成功』よりも上位でした。しかし、2000年になると、『愛情』は第6位に下がり、『金銭』が第4位に上昇ししました。引き続き2002年から2007年まで、『愛情』の順位は常に『金銭』や『事業の成功』より下位で、2006年、2007年には第11位まで下がり、回復の兆しもありません」と指摘している。
「人民網日本語版」2007年11月13日 |