重慶江北国際空港の離陸前の飛行機の中で、ある男性乗客が客室乗務員にふざけて「手荷物の中に爆薬が入っている」と言ったことが大問題となり、結果、その男性は空港公安機関に拘留10日間という治安処分を受けた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
その日、重慶空港公安局ターミナル派出所は、CA1762便より「乗客の1人が手荷物の中に爆薬が入っている、と言っている」との通報を受けた。当直の警察は、すぐに現場に駆けつけ検査をした結果、その乗客の手荷物からは危険物は発見されず、その嫌疑は晴れた。この便は、詳しい調査のため当直室に連れて行かれた乗客を残し、正常に離陸した。
調査によると、この沈と名乗る男性は、搭乗の際、通路に人がいっぱいだったため、手荷物を通路に置き、新聞を読んでいた。客室乗務員が、その手荷物を指し、「お客様のお荷物ですか?何が入っていますか?」と尋ねると、この男性はふざけて「爆薬だよ」と答えた。乗務長が来て同じ質問をすると、この男性は「冗談だよ」と言った。
空港公安機関は、このような冗談は違法とされ、法的責任を問われるため、空港の秩序や規定をよく遵守することを乗客に呼びかけている。
「人民網日本語版」2008年3月20日 |