北京首都空港安全保障有限公司によると、国家民航総局が国内線における液体物品の機内持ち込みを禁止してから4日目となる17日、同空港では依然多くの搭乗客が新規定を知らないまま搭乗手続きを行おうとしたため、一部の搭乗客が手続きに間に合わず、予定していた便に乗り遅れるという結果となった。空港側は対策として、2号ターミナルに「緊急用通路」を急遽設定、搭乗客が乗り遅れることのないよう努めている。「北京晨報」が伝えた。
午前7時より、同空港のセキュリティチェックでは、係員がチェック通過前の搭乗客にビニール袋を渡し、今回の新規定を丁寧に説明している。各セキュリティチェック係員はさらに1~2人増員され、搭乗客に対し順番に、新規定「旅客の液体物品を携帯しての国内線搭乗禁止に関する公告」のリーフレット、および液体物品一部持ち込みのためのビニール袋を手渡している。しかし、新規定が施行されてから間もないこともあり、2号ターミナルでは午前9時頃のラッシュの際、各セキュリティチェックには長蛇の列ができ、従来なら閑散としていたファーストクラス、ビジネスクラス用通路にまで10人以上の列ができた。
同空港は、液体物品は機内持ち込みとせず、極力預かり荷物とするほか、国内線搭乗客に対し、搭乗前1時間半から2時間前の空港到着を呼びかけている。
「人民網日本語版」2008年3月18日 |