科学技術部の依頼を受け交通事故分析システムの開発を行っていた上海市司法部司法鑑定科学技術研究所は、同システムがこのほど科学技術部の検査に合格したと発表した。本システムはスーパーコンピューターを利用、これまで未解決の交通事故41件の事故発生過程を解明する。「新聞晩報」が伝えた。

同研究所の陳憶九研究員によると、従来、交通事故処理における証拠発見が大きな課題とされていた。事故分析能力・正確性の向上を図るべく、陳研究員をリーダーとする専門チームが3年以上にわたる研究の末、国内初となるコンピューターシュミレーション技術を利用した交通事故分析システムを開発、画像・動画を用いて事故発生過程を再現し、発生事故の可視化を実現する。本システムで作成される動画は、スーパーコンピューターを駆使して制作された、極めてリアリティに富んだものとなる。

「人民網日本語版」2008年4月14日