いわゆる「鳳凰男」とは農村部の貧困家庭に生まれ、長年にわたる苦節を経て大学に入学、最終的に都市へ移り住んだ男性を指す。一方の「孔雀女」とは、都市家庭に生まれた一人っ子であり、幼い頃から恵まれた環境の中で、大切に育てられてきた女性を指す。「中国青年報」が伝えた。
これまで多くの紙面において、「鳳凰男」と「孔雀女」の関係が無数に取り上げられてきた。多くの人々は、「鳳凰男」と「孔雀女」の結婚は、双方の家庭条件、さらには生活背景の隔たりにより、若い二人はまるで水と油の如く、衝突を繰り返すに違いないと認識しているようだ。
中国青年報・社会調査センターと騰訊網新聞センターがこのほど共同で行ったオンライン調査(被調査者数1075人、うち35歳以下が9割以上)によると、「鳳凰男」と「孔雀女」の結婚生活には多くの難題が噴出すると答えた回答者は67.6%に上った。62.3%の回答者は、これらの問題発生の主な原因として、都市と農村の文化の違いを挙げている。50.7%の回答者は双方の家庭により引き起こされると認識、また社会生活からの影響と答えた回答者は26.2%に上った。さらに「孔雀女」に全責任があると答えた回答者が19.3%、「鳳凰男」に同様の問題があると答えた回答者は10%となった。
▽どうして「鳳凰男」はモテないのか?
河北省の某病院に勤務する女性医師・郭さんには、「鳳凰ボーイフレンド」がいた。「生まれがよくない」ことを除けば、郭さんにとって男性は、まさに「完璧」な男性だった。「彼は高校時代にクラス委員を務め、どの科目でも成績優秀でした。有名大学に進学し、数々の栄誉を受けてきました。今は銀行で働いています。年収は十数万元です。」しかし、郭さんがボーイフレンドである劉さんとの結婚を最終的に決断したのは、これらの理由ではなかったという。「彼は優しくて性格もとてもいいんです。すべて私のことを優先してくれる。私が以前風邪を引いてちょっと熱を出したとき、彼は大事でもあるかのように付き添ってくれました」郭さんは笑みを浮かべながら語った。昨年11月、彼女は8年間にわたる恋愛生活の末、劉さんと結婚した。
今回の調査によると、「鳳凰男」の長所として、勤勉・向上心がある(80%)、善良・実直・安心感がある(64.1%)、責任感がある(61.2%)、気が利く・温厚(54.8%)、優秀(51.7%)との回答が寄せられた。
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