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海外留学30年(3)留学帰国者が国家建設の要に |
発信時間: 2008-06-25 | チャイナネット |
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▽32万人の「留学帰国者」が国家建設の要に 陳和生博士は現在中国科学院(科学アカデミー)高エネルギー物理研究所所長を務める中国の第一人者だ。同博士によると、西側諸国への留学経験は氏に最先端の科学思想へ触れるきっかけを与えたと同時に、過酷な研究の試練を乗り越えた結果、帰国後すみやかな独立能力が備わったという。 海外留学者の帰国を奨励、環境づくりのため、教育部は相次いで「霍英東青年教師基金・教師賞」、「留学帰国者科学研究始動基金」、「新世紀優秀人材育成計画」、「春暉計画」、「長江学者奨励計画」、「海外留学人材学術休暇帰国業務プロジェクト」などを打ち出した。また同時に、人事部が以前打ち出した「百千万人材プロジェクト」、中国科学院による「百人計画」、国家自然科学基金委員会による「国家傑出青年科学基金」などもまた、海外留学経験学者の帰国業務を奨励、中国にとって世界最先端の科学技術を吸収した優秀な学術人材の育成において極めて重要な役割を発揮している。 この30年にわたり、中国は不断に革新モデルを創出、出国留学者の帰国創業にとって良好な環境づくりを続けてきた。「留学生創業パーク」、ハイテクパーク・・・・時代につれ、より多くの帰国学者らがこれら政策に容易に参画、政府による創業資金援助を受け、また融資・税収方面において一定の優遇政策の恩恵を受けている。 帰国後、ハイテク企業を創業する海外留学者は増え続けている。現在、中国国内には留学者創業パークが既に百ヶ所以上存在、概算では、6千社以上の企業が海外留学者により創業されている。さらに留学帰国者のうち、これまでに計939人が優秀留学帰国者として国家表彰を受けている。 「出国留学者を大量派遣する業務は改革開放の波と同時に産声を上げ、改革開放の深化に伴い発展を遂げた」教育部の章新勝副部長は語る。過去30年間、出国留学教育はまったく目覚ましい成果と効果をもたらし、これは紛れもない事実となって存在している。「留学人材の育成を存分に重視し、留学帰国業務を強化、革新型国家建設にとって海外留学の有するその戦略的意義は極めて大きい」章副部長はこのように述べている。 「人民網日本語版」2008年6月24日 |
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