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大学卒業めざし 独学を続ける84歳女性 |
発信時間: 2008-08-22 | チャイナネット |
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王邑生さんは今年84歳。数日前、第53回高等教育自学試験の受験申し込みをした。これにより彼女は上海で最も高齢の自考生になった。自考生とは、独学で勉強をし、大学で行われる科目別試験を受けることで単位を取得する生徒のことで、単位数が条件を満たした場合、卒業証書が得られる。 あと6科目合格すれば、華東師範大学中国語・文学専攻の高専(短期課程)卒業証書を手にすることができる。この「おばあちゃん独学生」は、「私は証書が欲しくて試験を受けるのではない。勉強することがとても楽しいからだ」という。上海の新聞「文匯報」が伝えた。 王さんは、60代から科目別試験を受け始め、すでに20年近くにもなった。 王さんが専攻するのは華東師範大学の中国語・文学学科だ。王さんは次のように語る。 若いとき、中国文学に夢中になったが、より深く勉強する機会をもてなかったので、独学試験はずっと理解したいと思っていた知識を得ることに役立ち、同時に自分自身の素養も高めることができた。 1990年に「現代中国語」課程の単位を取得して以来、2007年に「心理学」課程の単位を取得するまで、すでに8枚の単一科目の合格証書を手にした。あと6科目で高専の卒業証書をもらうことができる。 王邑生さんは今年10月、2科目の試験にチャレンジする。試験勉強のために、王さんは試験科目に指定された参考書を家に抱えて帰るが、「目もくらむばかりの大量の本は、見ただけでも疲れるが、読んでいるうちに味わう楽しみはとても大きい」という。王さんのご主人は脳卒中を患っていて、彼女が毎日世話をしなければならないが、ご主人が休んでいる時に、時間を割いて勉強する。毎日、朝、昼、晩と1~2時間の時間を決めて復習する。目が悪くなったので本を読むときは虫眼鏡を使いながら・・・・ 王さんにとって、独学試験はけっして順調にきたわけではない。現代中国語の科目を受けた当時は、3,4回合格できず、成績は「あと一歩」のところで、いつも50数点あたりをうろうろしていた。失敗するたびに、自分を「もう一度頑張ればできる!」と励ました、と王さんは振り返る。 王さんの周りには60歳近くの「独学生仲間」が何人かいる。そのうちの二人はすでに専科の証書を手にしており、現在は、引き続き本科(4年制大学に相当)の勉強をしている。これらの高齢独学生とはいつも電話で復習の成果などを教え合い、時々互いに気合を入れ合う。試験が近づくといつも、彼らは互いに励ましあう。この間ももう一人の「独学生仲間」が、彼女に「テレビドラマはほどほどにしないとだめよ」と注意した。 「活到老、学到老(学問というものは死ぬまでのもので、これで終わりということはない)というように、私は体全体が次第に知識で満たされる感覚が好きだ」と、「おばあちゃん独学生」はいつもこの言葉を口にしている。 「人民網日本語版」 2008年8月21日 |
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