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改革開放30年来、青年の就職観に変化
発信時間: 2008-10-14 | チャイナネット

 

■職業の自主的選択――出世を求める多元化時代・90年代中後期-現在

農村の青年が就職するようになったのは90年代中期から。農村の土地に縛られることがなくなり、自由に都市部に入ることができるようになったことで、多くの青年が都市で仕事をし、生活し、また定住した。社会の発展に伴って、衣食のために職業を選択することはなくなり、働きに出るのは「金もうけ」が第1の原則ではなく、「経済的に余裕があり、理性のある人」をイメージに出世することを優先するようになった。都市での「過客」に甘んじることもなくなり、出世のためのチャンスを懸命に切り開き、都市の一員になることを願った

都市の青年もこの期間に「職業の自主的選択」、あるいは「起業」の道を歩むようになる。改革開放が一段と進むに伴い、とくに世界貿易機関(WTO)加盟後、社会状況は大きく変わった。大学の募集枠が拡大され、大学卒業者数が年々増加する一方、政府機関のリストラ、国有企業の従業員削減と効率向上、一時帰休者の再就職など、就職問題が突出し、状況は非常に厳しくなった。

この期間、大学生を主体とするインテリ青年の職業観は大きく変わった。

先ず、選択基準の面で将来性、能力を発揮するチャンス、給与や福利厚生、仕事の環境を重視したことだ。

次に、職業意識の面で、機関や非営利事業団体、企業事業体と国有、集団、個人事業者との間の等級観念が次第に消えていき、「起業も就職」という考え方が広く受け入れられたことだ。

第3は、職業の選択意向の面で、「工業重視・商業軽視」から「工業・商業共に重視」へと変わり、過去軽視されたサービス業が人気を集めたことだ。

第4は、職業評価の面で、政治色が一段と薄れ、自らの趣味にあった職業に憧れるようになり、物質的なものと精神的なものを同時に求めるようになったことだ。

第5は、就職場所と父母の所在地との距離の面で、父母や他人への依存心が弱まったことだ。「資格取得ブーム」や「外国語ブーム」「出国ブーム」などはまさに自主的意識が強化されたことを物語っている。

第6は、果敢に起業し、受動的就職から自主的起業へと変わったことだ。中国共産党青年団中央は02年に「中国青年就職・起業ネット」を立ち上げたが、各地方の青年団組織も相次いで設立、青年の就職と起業を支援する措置を打ち出した。

 

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