北京市衛生局の方来英局長は27日の深夜、北京市の新型インフルエンザの感染情況は深刻で、最近では毎日200人以上が新型インフルエンザに感染しており、北京市は小児科を設置している103カ所の全市の全ての医療機関に対して、診療体制の強化や初診への厳格責任を求めていると語り、「この数年の北京のインフルエンザの流行のピークは12月から1月にかけてだが、今年はいつもの年に比べて1カ月から2カ月ほど早まっている。それに流行しているのは主に新型インフルエンザで、今年の冬と春の流行期に新型インフルエンザと一般的な季節性インフルエンザが一緒に流行したことから、今回の流行のピーク値はより高くなるだろう」と述べた。
北京市衛生局の鄧小虹副局長によると、24日から北京児童病院や首都小児科研究所付属児童病院を訪れた救急患者の数は1日あたり8000人を超え、その中で発熱した子供は50%を占めるという。
そして鄧小虹副局長は「北京市の医療機関は病院の予防強化を実施する必要がある。28日には北京市衛生局が新型インフルエンザの重症患者の転院手順を発表し、ICU(集中治療室)などの医療関係者に対して育成を行うなど、新型インフルエンザの流行のピークに対して十分な準備をしている」と話す。
「チャイナネット」 2009年10月28日 |