写真3:袁さんに支えられて歩く練習を董さん
このことを耳にした袁さんは、董さんに好感を抱いた。チャットで、自分の手に障害があることを董さんに告げると、董さんは、「大丈夫。文字を打つのがこんなに上手いんだから」とほめてくれた。その後、袁さんは自分の顔にはやけどの傷があることも告げた。「彼は、私と知り合えてとてもうれしいと言ってくれました。私がとても誠実だからと。そして、自分の写真を見せてくれて、私の状況は自分の状況よりもずっといいのだから、自分に自信を持って、前向きに生きていかなければならないと励ましてくれました」。
今年の4月初め、董さんは袁さんに告白した。「ぼくはあなたのことが本当にすきです。一生守っていきます」。袁さんは広東省から董さんの住む遼寧省にやってきた。二人がいっしょになって半年、互いに労わり合い、助け合って生活している。「いまの生活は本当に幸せです!」。袁さんはうれしそうに話す。
袁さんの目は閉じることができないため、視力が失われている。そこで董さんは貯金をはたいて袁さんを瀋陽に連れて行き、整形手術を受けさせた。この2人の物語を聞いた瀋陽の病院は、10万元の費用を免除し、何回かに分けて、皮膚の移植と整形手術を行うことを決めた。このことを聞いた2人は、泣いて喜んだ。