2005年以来、杭州は6年連続で中国国際アニメ漫画フェスティバルを開催、出展企業・機構は計1400余り、入場者数は延べ391万2千人、取引額は336億元に達している。
6年にわたるノウハウの蓄積を経て、杭州のアニメ漫画の方向性は徐々にオリジナリティーを醸し出しているほか、蔡志忠、朱徳庸、頼声川、林懐民の各氏ら香港・マカオ・台湾の著名文化人らも出展している。台湾中華アニメ漫画出版同業協力促進会の高世椿・秘書長も杭州のフェスティバルに非常な期待を寄せており、「杭州は台湾のアニメ漫画界のビジネスにとって最有力のプラットフォーム、そして最も重要な販売ルートとなっており、ここを通じて多くの作品が売り上げを徐々に伸ばしている」と示した。
記者会見ではさらに、上海映画翻訳フィルム制作廠が現在、上海翻訳(杭州)吹き替え産業基地の設立に関する意向協定を杭州と調印していることが明らかになった。産業基地の設立は、杭州アニメ漫画産業チェーンのさらなるグレードアップにつながるという。1957年に誕生した同廠は、これまで「快傑ゾロ」「君よ憤怒の河を渉れ」「大進撃」などの有名フィルムの字幕を手掛けてきたほか、アニメ作品「カンフー・パンダ」のポー役の吹き替えを行った。
第7回中国国際アニメ漫画フェスティバルは米国、フランス、日本、韓国など54の国と地域が出展・参加、展示会はきょう(28日)から来月3日まで開催される。
「人民網日本語版」2011年4月29日