中国都市部では、4割の年配者がうつ状態

中国都市部では、4割の年配者がうつ状態。 中国都市部では、4割の年配者がうつ状態

タグ: 都市部,お年寄り

発信時間: 2011-05-24 13:59:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国のシンクタンクである中国科学院心理所心理ケア重点実験室がこのほど行った研究によると、中国の都市部で暮すおよそ4割のお年寄りはうつ状態にあり、お年寄りの憂うつ感情の検出率が10~20年前よりはるかに高まり、先進国のレベルに達したということである。これは中国で行われた初のお年寄り憂うつ感情の調査データで、北京や上海、杭州、昆明、ウルムチ、成都、長春、珠海、福州、長沙、唐山、大同など全国各地域に分布する29都市で暮らしている高齢者4945名を対象に行われ、対象者の年齢は55歳以上とされている。

研究結果によると、中国の都市部で暮らしているお年寄りの憂うつ感情の検出率は39.86%に達し、年々深刻になる傾向にある。これは、現在の中国の家族構成や家庭観の大きな変化が関係していると見られている。「空き巣」家庭の増加や生活テンポの加速などに伴って、お年寄りの役割が日増しに弱まりつつあるため、お年寄りのマイナス感情やうつ状態が増す一方である。このほか、配偶者を亡くした後、お年寄りはより深刻なうつ状態に陥りやすいである。家族の思いやりがお年寄りたちをうつ状態から解放する効果的な手段だとされている。

「中国国際放送局 日本語部」より2011年5月24日

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