重慶市高級人民法院はこのほど、食品・薬品安全に関わる犯罪は、法に基づき厳しく処罰し、最高刑を死刑とする旨の意見書を発表した。
意見書は、食品・薬品の安全に危害を及ぼす犯罪のうち、死者が発生した、または情状が深刻で、死刑が妥当だと判断された場合は、死刑判決を断固として下さなければならないと規定している。財産刑の適用については、食品・薬品の安全に危害を及ぼした犯罪被告人に対する財産刑適用を強化し、高額罰金の課金や財産没収といった刑罰の手段により、犯罪能力を剥奪するとしている。
また食品安全犯罪の「隠れみの」の取り締まりについても明記しており、私欲にとらわれて不正行為を働き、重大な食品安全事故やその他の深刻な事態を招いた場合は、法に基づき厳重に処罰しなければならないとしている。
「人民網日本語版」2011年6月20日