ジャイアント・パンダの数や生態などを調べる、第4回全国調査が26日、四川省綿陽市にある王朗国立自然保護区で始まった。
今回の調査では、パンダの頭数、生息状況、年齢構成、活動範囲などの基本情報のほか、生息地の変化や人工飼育パンダの遺伝子情報なども調査される。これまでの調査と比べ、一部の重点地域では、DNA鑑定を導入するのが特徴だという。
中国は、パンダを対象にした全国調査を、70年代半ばから10年に1回、3回にわたって実施してきた。前回(3回目)の調査では、中国に生息するパンダは1596頭、そのうち、四川省内は1206頭、王朗国家級自然保護区と周辺地域は230頭余りでパンダの数が全国で最も多い地域となっている。
「中国国際放送局 日本語部」 2011年6月28日