中国の伝統的な祭日「七夕節」は旧暦の7月7日(今年は8月6日)。七夕の歴史は非常に古く、日本でも大々的に祝われている。ただ日本では明治時代に覚えやすいようにと、旧暦ではなく新暦の7月7日に祝われるようになった。
七夕というと中国人は「牛郎」(日本では夏彦)と織姫がこの日にカササギの橋で再会することを連想する。そのため中国では近年、七夕は中国伝統の「バレンタインデー」とも言われている。日本の人々も夏彦と織姫の伝説を知ってはいるが、この日にバレンタインデーのようにカップルが共に過ごしたりするといったことはない。日本の各地域にはそれぞれ地域の習慣に属した七夕の風習がある。
日本人の七夕の祝い方
日本人は、中国人よりも七夕を重要な行事と見なしており、この日にさまざまなお祝いの儀式を開催して、にぎやかな一日を送る。各地でイベントや花火大会を行う「七夕祭り」も開催される。