新華網より |
卓球と同じく水泳の飛び込み競技でも中国は国際舞台で表彰台を独占している。上海の上海東方スポーツセンターで今月16日から開催されている「2011年世界水泳選手権」で、中国人選手がほかの国の選手と大きく差をつけて、すでに金メダルを7枚獲得しているのだ。ある外国人選手は「中国チームは超えることのできない壁のように私たちの前に立ちはだかっている」と落胆する。
▽どうして中国は高いレベルを維持し続けられるのか
コーチのレベルが問題かというとそうでもない。ここ30年で多くの中国人コーチが海外に招聘(しょうへい)されており、中国の飛び込みに関する方針や練習方法は外国にも発信されている。つまり中国独自の秘策があるというわけではないのだ。また選手の素質という面では、外国にも運動神経に恵まれている選手が多数いるし、飛び込み競技にかける情熱や思い、厳しい練習に対する姿勢などは中国人選手を超えるものがある。
▽どうして中国との差が縮まらないのか
多くの外国人コーチや選手たちからすると、中国が飛び込み競技で成功し続けている要因は、中国人コーチや選手のたゆまない努力以外に、1つのプロジェクトに国を挙げて取り組み優れた環境を作り出す中国独特のシステムにあるという。この「中国流」選手育成モデルは他の国には決してまねできない。