まねできない「中国流」飛び込み選手育成モデル

まねできない「中国流」飛び込み選手育成モデル。 卓球と同じく水泳の飛び込み競技でも中国は国際舞台で表彰台を独占している…

タグ: 世界水泳選手権,飛び込み,中国人,選手

発信時間: 2011-07-25 11:14:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

▽練習と仕事の両立 長期の特訓は困難

「同じ飛び込みでも全く意味が違う」と話す澳門(マカオ)の女子飛び込み選手・羅綺ティン(15)さん(ティンはおんなへんに亭)。「大陸部の選手にとって飛び込みは『仕事』、私たちにとっては『趣味』」「呉敏霞(2004年アテネオリンピックおよび2008年北京オリンピックで金メダル獲得)は私たちにとっては『アイドル』」という。羅さんは、どうあがいても「アイドル」のレベルには到達できないと認識している。

羅さんと練習に励む徐雪茵さんは9月から大学3年生になる。大学生の彼女は、学業と練習にバランスを取りながら励まなければならない。彼女も「私は一日2時間ぐらいしか練習できないけど、中国の選手は毎日10時間以上練習している」と話す。

好成績を残せば政府から多くの援助が得られ、ひいては多額の広告料を商業界から得ている中国人選手と違って、世界の多くの飛び込み選手の生活はいたって質素だ。

米国の飛び込み選手トロイ・デュマス(31)のもう一つの顔は、スポーツスクールの先生だ。飛び込み選手としての収入はほとんどないため、学校で数学を教えながら生計を立てている。

学業や仕事と両立させながらの選手生活に、多くの国の選手は中国人選手のように集中して長期的な練習に取り組むのは至難の業だ。

中国選手の偉業達成は、選手個人、家族、国家が背後でさまざまなものを犠牲にして得た成果であることには間違いない。もちろん、これらの犠牲は払う価値のあるものなのか、中国スポーツ界は今後もっと理性的で人間性に富んだ発展の道を模索するべきなのか、という議論もあるが、これは今回の話題とは別物だ。

「人民網日本語版」2011年7月25日



 

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