超特急で終わった救助活動、事故後5時間で打ち切り

超特急で終わった救助活動、事故後5時間で打ち切り。

タグ: 高速鉄道 追突 救助活動 検察日報

発信時間: 2011-07-27 15:50:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

中国浙江省温州で23日夜に起きた高速鉄道の追突事故は、楊峰さん(32歳)の妻、義母、義姉、姪、そして妻のお腹にいた子どもの命を奪っていった。24日午前2時半、知らせを受けた楊峰さんが事故現場にかけつけたところ、救助作業はすでに終わっており「生存者が中にいる可能性はない」と告げられたという。だが、彼の妻と義母の遺体は24日午後になってようやく発見されたのだ。遺体となった楊峰さんの妻の顔はつぶれていた。楊峰さんは涙を流しながら、「妻はずっと車両内に居たのに、なぜ救助作業を終了したのか?」「顔が潰れていたのは、列車追突のせいだろうか?列車解体の時に潰されたんじゃないか?」と記者に訴えている。楊峰さんの親類は「賠償などはどうでもいい。とにかく事実をはっきりしてほしい」と述べている。(「新京報」7月26日付掲載記事より)「検察日報」が伝えた。

中国鉄道部の報道官・王勇平が「奇跡の子」と称した女児・伊伊ちゃん(2歳)は、事故発生から20時間以上経過した24日午後になってようやく発見された、「予想外」の生存者である。伊伊ちゃんが発見されたのは、救助作業が打ち切られてからすでに十数時間が過ぎてからであった。伊伊ちゃんの「奇跡」とも言える生存劇は、彼女の生命力の強さを示すだけでなく、関連責任者の強い責任感が導いた結果だったとも言える。なぜなら、事故車両の移動命令に対し、温州特殊警察が縦に首を振っていたとしたら、伊伊ちゃんが「奇跡の生存者」と言われることもなかったからである。温州市特殊警察部隊の邵曳戒隊長は「午後、クレーンで車両を高架下に移動させ、事故処理を行なうように指令を受けました。でも私は、そのまま高架上で現場検証すべきだとして、同意しませんでした」と述べている。

 

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