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日本でブレイク中の中国チベット 出身の実力派歌手alan(アラン)が先月31日、東京都昭和女子大学の人見記念講堂でワンマンライブ「JAPAN PREMIUM BEST & MORE LIVE 2011」を開催した。ライブの中でalanは今後の活動拠点を中国に移す」ことをファンに報告した。日本の華字紙「日本新華僑報」(電子版)が報じた。
Alanは中国四川省カンゼ・チベット族自治州(甘孜州)出身。2007年に来日する前は北京にある中国国内芸術大学の最高峰「解放軍芸術学院声楽科」でオペラやクラシック音楽などを学んでいた。当時の彼女はすでに中国歌唱界でも抜きん出た存在で、2006年、第9回上海アジア音楽祭に出演し、2位にあたる銀賞を受賞する快挙を果たした。もしかすると音楽・映像コンテンツ制作会社「エイベックス」はこの時から彼女に目を付けていたのかもしれない。同じ年の4月に「エイベックス」はアジア進出に向け北京で「avex China新人発掘オーディション」を開催し、alan の2007年日本デビューが決定したのだ。
日本デビューを果たしたalanの人気はとどまるところを知らず、「久遠の河」「BALLAD ~名もなき恋のうた~」といった映画主題歌や、数々のヒット曲を生み出し音楽界で不動の座を築いてきた巨匠坂本龍一がプロデュースした「懐かしい未来~longing future~」をリリースし話題となってきた。
ライブでは、alanが涙を詰まらせながら、今後しばらくの活動拠点を中国に移す予定であることを発表すると、観客席からはため息がこぼれた。日本のファンの熱い支持を目にしたalanは深くお辞儀し感謝の言葉を述べた。
「人民網日本語版」2011年8月5日