▽「世界一周の夢」 ミニブログで熱い議論
北京時間5月22日、趙寧宇教授、呉静一、周雨冥らが発起した世界一周チームの一行12人は、西安から旅をスタートさせた。12人は、家や車を売り、約900万元の軍資金を調達、2年間で約60カ国を旅する。彼らは、仕事を辞め、家族と別れ、「Uターン禁止」を誓いあった。面積40平方たらずのキャンピングカー2台のそれぞれに、6人が乗り込み、楽とは程遠い厳しい旅が続く。発起者は、「どんな夢であれ、若いうちに挑戦すべきだ。決して悔いを残してはならない」と語った。
一行は5月29日、順調に中国を出てベトナムに到着、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」に、現地の風景や人々を撮った写真をアップした。
12人は、出発前から各方面の広い関心の的となっていた。チームの公式ミニブログには、わずか数日間で4万人以上のフォロワーが集まった。最新情報によると、新浪ミニブログの関連ページには80万件以上のコメントが寄せられ、「12人の若者が家を売り世界一周」の話題を巡って熱心に意見が交わされた。
多くのネットユーザーが、彼らの行為に敬意を表するコメントをミニブログに書き込んだ。「自分の夢を果敢に追い求め、有言実行を行う勇敢さを羨ましく思う。老いて悔むようなことはないだろう」「かつては、彼らのような夢を持っていた。しかし、過酷な現実を目の当たりにして、志半ばで心が折れてしまった。彼らの行動は、私がかつて断念した夢を再現するものだ」「彼らに心から敬服している。条件の許す限り自分の夢を果敢に追い求める、これこそ『よく生きる』ということ」
一部の有名人も、この件についてコメントしている。脚本家の于正氏は、「夢の実現のためには、どれだけの勇気が必要だっただろう!夢に向けて、どれだけ固い決心があったことだろう!まさに、彼らが言う『夢があれば若いうちに挑戦すべきだ。決して悔いを残してはならない』そのものだ。彼らの旅の好運を祈る!」と自らの感動をミニブログに書き込んだ。また、人気司会者の何ジュン氏も、「旅を存分に楽しみ、身体を大切にして、無理をせず、無事帰国して下さい。あなた方が羨ましいです」と敬意のコメントを彼らに送った。歌手の韓雪さんも、「彼らを心から祝福します!勇気と高い感性に溢れた若者達は、私たちに夢と希望を伝えてくれます」と祝福のメッセージを書き込んだ。