定年退職年齢の延長、即時実施はなし--関係者が明言
定年退職年齢の延長、即時実施はなし--関係者が明言。 中国人力資源社会保障部の関係者は、「定年退職年齢の延長について国に提案を行っているが、現行の定年退職年齢に関する規定を変更するとは限らない」と表明した…
タグ： 定年退職年齢
発信時間： 2012-06-20 14:23:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
定年退職年齢の改革は、労働者全体の利益に関わる問題であるため、さまざま意見が存在する。定年退職を間近に控えた幹部の多くは、高い役職を占める幹部であれば、適度に退職年齢を延長してもよいとしている。これらの幹部の仕事は負担が小さく、定年退職年齢に達しても働き続けることが可能であるためだ。また一部の職業（医者や教師等）は、高齢であるほどありがたがられる傾向がある。早めの定年退職は、人材資源の浪費と言える。
肉体労働者は現在の退職年齢を支持しており、より早い退職を希望する労働者もいる。これらの労働者は体力の消耗が激しく、退職前の収入も少なく不安定であるため、退職後に安定的な年金収入を得ようとするのだ。国家は近年、企業職員の年金水準を引き上げている。低所得の職員・労働者は、退職後により多くの収入を得ることができる。
定年退職年齢の延長は、経済発展の問題である一方で、公平さを重視しなければならない。例えば、一部の職種に対して65歳の定年退職を許可すれば、その職種の従事者は満足するかもしれないが、その他の職種から不満の声があがるだろう。政策決定者は、異なる職種の利益、異なる地域の実情、将来的な持続可能な発展を全面的に考慮し、かつ科学的な論証に基づき、さまざまな意見を反映しなければならない。
上述した関係者は本紙に対して、「定年退職年齢の延長に関する改革は、論証と同時に社会から広く意見を募り、異なる職種間の公平性を重視し、全体の同意を得てから実施に移される」と語った。（編集YF）
「人民網日本語版」2012年6月20日
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