北京時間5日、作家の莫言はスイスに向けてノーベル文学賞授賞式へ出発した。同行している友人の北京精典博維文化発展有限公司取締役会会長の陳黎明によれば、莫言の講演内容は世界文学や中国文学に関連しているが、彼が居住したことがある山東省高密市と北京市の2つの地域にも触れるという。「この講演は非常にすばらしい、代表的なもので、歴史にも残るはずだ。みんなが楽しみにしている。」
これまで批評家は、莫言が日本の川端康成が受賞した時のスピーチ「美しい日本の私」を参考にすると見ていた。上海復旦大学中文系の梁永安教授は、ノーベル賞の受賞スピーチはほとんど「文学の基本的価値の論述」か、「民族文化に関する論述」の2種類に偏っていたと指摘する。前者がフォークナーで後者は川端康成も代表される。
莫言今日将启程赴瑞典领奖 好友揭秘领奖演讲内容
北京时间5日,作家莫言将启程赴瑞典领取诺贝尔文学奖。与他同行的好友、精典博维董事长陈黎明表示,莫言的演讲内容与世界文学和中国文学有关,还会提到他居住过的高密和北京两个地方。 “这篇演讲应该是非常美的、有代表性的、能够载入史册的文章。所有人都在期待。”
此前有评论家认为,莫言可能会借鉴日本作家川端康成的获奖演说《我在美丽的日本》。复旦大学中文系梁永安教授曾表示,诺奖得主的获奖演说大致分为“偏重阐述文学基本价值”和“偏重阐述本民族文化”两类。前者如福克纳,后者如川端康成。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月5日