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新世代の出稼ぎ労働者①体力でなく技能で稼ぐ
発信時間: 2010-02-22 | チャイナネット

今年の中央「一号文書」では、適切な措置を取り、新世代の出稼ぎ労働者の問題解決に力を注ぐことが提起された。中央文書で「新世代の出稼ぎ労働者」という概念が明確にされたのはこれが初めて。

新世代の出稼ぎ労働者は「出稼ぎ労働者の2代目」とも呼ばれ、主に1980年代から1990年代に生まれた労働者だ。今では出稼ぎ労働者全体の60%を占め、約1億人にのぼる。前世代の出稼ぎ労働者に比べると、彼らが受けた教育のレベルは高く、思考力が活発で、都市生活に溶け込むことを熱望している。戸籍制限の緩和、医療保険、就学・就業などの面の優遇政策が打ち出されるにつれ、彼らの運命も転機を迎えている。

体力でなく技能で稼ぐ

河南省長垣県出身の李欣さんは20歳から調理技術を学び初めた。修了後、地方のあるレストランで1年間下働きをし、2年目には北京のレストランでシェフに、3年後にはホテルに呼ばれ最年少の料理長になり、年収は12万元に達した。

1代目の出稼ぎ労働者は技術的要素があまりない肉体労働で都市で奮闘してきたが、それと異なり、新世代は技能トレーニングに対する消費意欲が非常に高い。トレーニングを通じて技能を取得し、技術を活かせる高収入の仕事につくことを望んでいる。

河南省許昌市出身の若い女性である周さんは、パソコンの知識を学んだ後、すぐに鄭州市の会社に雇われた。彼女は最初は事務員だったが、次第に業務にも詳しくなり、現在は自分で印刷店を経営している。

(続く)

「チャイナネット」 2010年2月22日

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