温家宝総理の政府活動報告(2010年)

温家宝総理の政府活動報告(2010年)。

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発信時間: 2010-03-16 15:48:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ここ一年来、われわれは主として次のような活動を行った。

(一)マクロコントロールを強化し、改善させ、経済の安定した比較的速い発展を促進した。われわれは積極的な財政政策と適度な通貨緩和政策を実施し、国際金融危機に対処する包括的計画を全面的に実施するとともにこれを絶えず充実させた。財政支出の大幅な増加と構造的な減税を実施し、マネーサプライや銀行貸出の速い伸びを維持し、通貨政策の持続可能性を向上させた。直接金融の規模を拡大し、経済・社会発展の資金需要を満たし、内需を効果的に拡大して、経済成長の減速の動きをいち早く好転させた。

住民の消費の拡大に力を入れた。われわれが実施した消費奨励策の領域は広域にわたるものであり、取り組みの度合いも大きく、優遇対象者も多岐にわたり、これはかつて例をみないものであった。中央財政から四五〇億元の資金を投入し、自動車や家電製品の買い替え、農村における家電製品や自動車、オートバイ、農用機械の購入に補助金をあたえた。小排気量自動車購入税の半減、住宅取引関連税の減免、自己居住用住宅の購入をサポートした。自動車の年間販売台数は一三六四万台となり、四六・二%伸び、商品化住宅の物件の販売面積は九億三七〇〇万平方メートルで、四二・一%伸び、社会消費財小売総額は一六・九%増となり、消費が経済成長を牽引する役割は目に見えて強化されている。

投資の急成長を促した。政府投資を誘い水とし、社会投資を誘導し、促進した。二年間にわたって新たに四兆元を投資するという計画を実施した。二〇〇九年度の中央政府の公共投資が九二四三億元となり、前年度の予算より五〇三八億元増えた。そのうち、保障タイプ住宅や農村の民生プロジェクト、社会事業投資が四四%、自主イノベーションや構造調整、省エネ・排出削減および生態整備が一六%、重点インフラ整備が二三%、災害復旧・再建が一四%を占めている。全社会の固定資産投資は三〇・一%増え、投資構造が一段と適正化された。投資の伸びが速まったことで、外需の縮小分が効果的にカバーされ、脆弱な部分が補強され、経済・社会の長期的発展をはかる上で強固な基礎がうち固められた。

われわれは四川省汶川地震後の復旧・再建の取り組みをも加速させ、甚大被災地域はすでに六五四五億元の投資が達成されており、投資計画総額の六五・五%を占めている。国が大いにバックアップし、全国人民が私心なく援助し、被災地の大衆が刻苦奮闘したことで、甚大な災害に見舞われた被災地域の様相は一新された。新しい市街が次々と現れ、どの村も生気に満ち溢れている。これには中華民族の無限の愛が込められており、社会主義制度のもつこのうえない優位性がはっきり現れている。

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