新華ネットによると、2011年全国人民代表大会・政治協商会議のプレスセンターが1日から正式に始動する。
今回の全人代では、国民経済および社会発展に関わる「第12次5ヶ年計画」の審議と採択が行われる。世界第2の経済体として、中国の今後5年間の動向が海外メディアに大いに注目されている。
「第12次5ヶ年計画」について、日本放送協会(NHK)中国総局の北川薫さんは「NHKが最も関心をはらっていることは中国が経済成長を保ち続けると同時に、如何に所得格差を縮小するかという点で、特に出稼ぎ労働者の生活を豊かにする政策・対策に注目している」と記者に語った。
北川薫さんは「経済総量が世界第2となった中国の今後の外交政策についてもNHKは関心を持っている」と述べた。
ロシアの新聞紙「イズベスチア(Известия)」の中国駐在のアントーノウ記者は今回初めて全人代・政協を取材します。彼は「全人代会議期間中に最も注目しているのは『第12次5ヶ年計画』と中国の外交政策だ」と話した。
経済への注目以外に、香港・マカオ・台湾からの記者たちはそれぞれ別の角度から全人代・政協会議を報道する。
全人代・政協会議のプレスセンターは北京市内の西長安街の北側に位置するメディア(梅地亜)センターに設置されます。中国と海外の記者たちの招待や取材手配などを請け負うと共に、多くの記者会見もここで行われる予定である。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年3月2日