温家宝総理は11月18日から21日まで、招請を受けてシンガポールを公式訪問し、同国で開かれた第11回ASEANプラス3(中日韓)首脳会談、第11回ASEANプラス1(中国)首脳会談、第3回東アジアサミット、第8回中日韓首脳会談などに出席した。同行した楊潔チ外交部長が、今回の外遊の成果について語った。
(1)東アジアの実務協力を推進
近年、東アジアの地域協力は加速し、ASEAN、ASEANプラス1、ASEANプラス3、東アジアサミット、中日韓協力など多角的な協力枠組が併存し、協力分野の拡大が続いている。これはグローバル化を背景に、平和発展・相互利益が域内各国の共通の願いになったことを示している。中国の発展には東アジアの平和・安定・協力が必要だ。中国は同時に東アジアにチャンスをもたらしている。東アジア協力の長期的で健全な発展は、中国の根本利益に合致し、東アジアの平和と発展の促進に有益だ。
温総理は会議の席で、ASEAN統合を支持し、東アジア協力に断固として力を尽くすとの中国の意思を繰り返し表明した。温総理は「中国は引き続き東アジア協力を積極的に支持し、これに参与し、域内各国と政治面では調和的に共存し、経済面では互恵協力を行い、文化面では長所を取り入れ短所を補い、安全保障面では相互信頼と協力を行い、平和・調和・繁栄の東アジアを共に建設していく」と表明した。
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