（２）関係国との友好協力を強化

会期中、温総理は多くの国と2国間会談を行い、数多くの重要な共通認識に至った。

日本の福田康夫首相との会談では、対話と協力を強化し、戦略的互恵関係を共同で推進することで一致した。双方はハイレベル交流を維持する。福田首相は年内または来年初めのできるだけ早い時期に訪中する。双方は防衛対話を強化し、来年を「中日青少年友好交流年」と定め、東中国海問題に関する協議を加速する。これは福田首相就任後初の両国首脳間の会談であり、中日関係の改善・発展基調の維持と推進にプラスとなった。

韓国の盧武鉉大統領との会談では、交流と協力の強化や6カ国協議プロセスの共同推進で合意した。

インドのシン首相との会談では、気候変動・エネルギー安全保障などで両国が協調・協力を強化し、友好的協議を通じて国境交渉の進展を促進するべきとの認識で一致した。

ニュージーランドのクラーク首相との会談では、柔軟性をさらに示して、自由貿易協定の年内妥結に向けて努力することで合意した。

インドネシア、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ミャンマーなどの首脳とも会談し、善隣・相互信頼の増進、経済・貿易・投資・インフラ分野の2国間協力について意見を交換した。

温総理は朝鮮半島核問題やミャンマー問題における中国の原則的立場を詳しく説明した。