米国政府は11日、6カ国協議の枠内で「朝鮮戦争停戦協定」当事国による平和協定締結交渉を行うとの朝鮮の提案を拒否した。米側は、朝鮮が核放棄の約束を履行することが先であり、さもなければ平和協定問題を話し合うことはできないとの姿勢を強調した。
ギブス米大統領報道官は11日、「朝鮮はまず6カ国協議に復帰し、核放棄の措置を講じなければならない」と述べ、これが平和協定問題の進展の前提となるとの考えを表明。「朝鮮がこれらの義務を履行することを望むのなら、(平和協定)交渉の進展もあり得る」と述べた。
同日、クローリー米国務省報道官も「朝鮮が6カ国協議に復帰し、核放棄の措置を講じて初めて、平和協定問題を議論することができる」と表明。制裁解除という朝鮮の要望については「6カ国協議への復帰に見返りを与えるつもりはない」と述べた。
「人民網日本語版」2010年1月13日