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軍事評論家:米国はどのようにして8000億ドルの借金を中国に返すのか
発信時間: 2010-01-28 | チャイナネット

著名な軍事評論家で中国人民解放軍空軍大佐の戴旭氏が先ごろ、深セン大学で講演を行った。次はその一部。

 

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米国はどのようにして8000億ドルの借金を中国に返すのか

米国は8000億ドルの国債という借りが中国にある。しかし私たちは米国がその借金を返すかどうかについて考えたことはあるだろうか。中国の政府関係者が「資産の安全を保障しなければならない」と米国側に言うと、米国はいつものように「この『肉』は私のお腹の中にあるので安全。だから安心してほしい」と慰めてくる。しかし米国はいつ返すのだろうか。私が思うにはたぶん返ってくることはない。

以前、米国の著名な投資家ジョージ・ソロスさんに教わっていた国金証券主席エコノミストの金岩石さんに、ある会議での話を聞いたことがある。金さんによると、その会議で米国の著名な株式投資家ウォーレン・バフェット氏は「米国の経済は貸借経済で、借金をし続けて米国経済の発展を推進する」と発言した。その発言に対して13歳の子どもが「米国が借金をし続けると、その借金は将来の私たちが返すのだろうか」と質問した答えはこうだった。「よく勉強してあなたの孫に返させればいい」

またある日、私は米国経済学者のメンテイス氏と同じ講演会で発言する機会があったが、その時に会場にいた人が「米国は中国に8000億ドルの借金をおそらく返さないと戴旭氏は言ったが、米国はどうやって返すつもりなのか」とメンテイス氏に質問すると、メンテイス氏は「イギリスから借金したときはイギリスを追い払い、オランダから借りた時もオランダを追い払った。その時の借金額は8000万ドルに過ぎないが、中国から借りた8000億ドルも金額が違うだけだ」と答えた。

昨年9月にオバマ大統領が中国製タイヤに3年間の報復関税をかけると宣言したあと、すぐに55の国が反ダンピング訴訟を起こした。その時にある米国人はこう言っている。「世界各国は徒党を組んで世界貿易機関(WTO)のルールを利用し、中国に対して暴徒化して反撃を始めている」

「チャイナネット」 2010年1月28日

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